
トリガーポイント(発痛点)は患者さんが最も痛い、凝る、押さえると痛みが放散すると訴える部位です。
この部位の多くは、脊髄から枝分れした末梢神経が筋肉や筋膜を貫いている場所に相当し、東洋医学の経穴(つぼ)と一致します。
トリガーポイントブロックとは、トリガーポイントに局所麻酔剤や抗炎症剤を使用する事によって痛みを治療する方法です。
トリガーポイントをブロックすることにより、交感神経系の異常な興奮が抑えられて、局所の血行が改善されます。
そのため、発痛物質(痛みを誘発する物質)が抑制されることにより、痛みが緩和されるという理論です。
注射はとても細い針を使い、注射の深さも1㎝程度ですので、ほとんどの患者さんは痛みを感じる間もなく治療が終わります。
トリガーポイントブロックの実施頻度は、患者さんの年齢や活動性、日常生活の障害度、痛みの程度や部位、さらにブロックの効果期間などを考慮して検討します。
索状硬結
トリガーポイントの圧痛は索状硬結上に限局して現れます。関連痛
トリガーポイントを強く圧迫すると関連痛が発現。圧痛
トリガーポイントを圧迫すると症状再現。ジャンプサイン
飛び上がるほどの痛み。(ジャンプサイン)自律神経反応
異常な自律神経反応を引き起こします。
腰部の痛みは、日常最もよくある痛みのひとつですが、その原因はいろいろあります。
代表的な原因は、筋肉疲労による筋肉痛(筋筋膜性腰痛)、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症、腰椎間関節症などです。
トリガーポイントの位置は疾患により異なるだけでなく、同じ腰痛でも患者さんにより場所が異なることがありますので、触診などにより位置を確認します。
腰痛症の場合、腰椎(腰の背骨)の真上1番や背骨から離れた2番と3番の広範囲を探します。
また、腰椎椎間板ヘルニア、変形性腰椎症の場合、1番~3番だけでなく上臀部4番にもあることがあります。
腰椎に付着している靭帯の炎症の場合は、腰椎の真上1番にトリガーポイントが見つかります。
腰から足まで広く痛い原因に坐骨神経痛が考えられます。
坐骨神経痛のトリガーポイントは上臀部にあり、ここにトリガーポイント注射を行うことにより、足の痛みも治まります。
※様々な「治療」、「体操」、「ベルト」、「ストレッチ」、「コルセット」を試してきたが、どれも効果が出なかった。
※痛みに悩まされていて、日常生活に支障をきたしている。
※「脊柱管狭窄症」と診断され、休み休みでやっと歩ける。
(間欠跛行)
※「椎間板ヘルニア」、「すべり症」、と診断され、下半身が痺れてしまっている。
※「坐骨神経痛」と言われ、長く椅子に座ることが難しい。
※医者から手術を勧められていて、決断の時期が来ている。
※ぎっくり腰を、たびたび繰り返している。
※薬を飲んでも一時的にしか鎮痛効果がない。
※毎日マッサージをしても腰の状態が変わらない。
もしくは、症状がひどくなった。
※腰の痛みのせいで、夜も満足に睡眠できない。