
骨関節の結核は現在も決して珍しいものではありません。
40~50年前の整形外科では結核性脊椎炎(カリエス)が代表的な病気でした。
抗結核薬の開発とともに結核性脊椎炎は激減しました。 しかし、日本は世界の先進国の中で結核患者数がとても多い国です。
最近では、結核の症例を経験したことがない医師が増えていることや、一般の方に結核の知識が薄れてつつあること、抗癌剤やステロイド薬の使用による免疫力の低下、高齢に伴い一度得た結核の免疫の低下など、が原因で結核感染がむしろ少しずつ増えつつあるようです。
骨関節結核の半数は結核性脊椎炎になっています。
場所は腰椎または胸椎に多くなっています。
臓器の結核病巣から血行性に椎体に達した結核菌は椎体の軟骨板下骨層で初発病巣を作ります。
結核病巣はまず結核肉芽を形成します。
病巣は阻血性であること、および免疫学的背景により肉芽はまもなく乾酪変性を生じ、やがてそれが壊死となって結核性膿瘍をつくります。
罹患椎体の骨は萎縮性で砂のように細かい壊死骨となります。
膿は椎体の前方や側方へ流出し、沈下膿瘍をつくります。
腰椎部では膿瘍は、腸腰筋内に達します。
胸椎カリエスでは傍脊柱に膿瘍像が読み取ることができます。
肉芽組織、乾酪、膿が脊柱管に向かって生じると脊髄を圧迫し、圧迫性脊髄麻痺を起こすことがあります。
最終的には、椎体相互に癒合し塊椎を形成し、同時に亀背変形を残します。
結核性脊椎炎の全経過を通じて、重要な3つの最悪の徴候をPott's(ポット)の3徴候と言います。
膿瘍形成
脊髄麻痺
亀背形成
全身所見
貧血、易疲労性、ツベルクリン反応陽性。叩打痛、圧痛罹
患椎に一致し叩打痛、圧痛。運動制限
背筋スパズムに伴う脊柱運動制限。神経障害
脊髄圧迫症状、下肢の痙性麻痺、膀胱直腸障害レントゲン所見
1.骨の萎縮、椎間板腔の狭小化が早期から。※様々な「治療」、「体操」、「ベルト」、「ストレッチ」、「コルセット」を試してきたが、どれも効果が出なかった。
※「結核性脊椎炎」の痛みに悩まされていて、日常生活に支障をきたしている。
※「脊柱管狭窄症」と診断され、休み休みでやっと歩ける。
(間欠跛行)
※「結核性脊椎炎」、「椎間板ヘルニア」、「すべり症」、と診断され、下半身が痺れてしまっている。
※「坐骨神経痛」と言われ、長く椅子に座ることが難しい。
※医者から手術を勧められていて、決断の時期が来ている。
※ぎっくり腰を、たびたび繰り返している。
※薬を飲んでも一時的にしか鎮痛効果がない。
※毎日マッサージをしても腰の状態が変わらない。
もしくは、「結核性脊椎炎」の症状がひどくなった。
※腰の痛みのせいで、夜も満足に睡眠できない。