
椎弓を構成する上・下関節突起の関節突起間部の骨性連絡が絶たれた状態。
つまり、脊椎の上下の関節突起の間が切れたものを脊椎分離症と言っています。
主に第4腰椎と第5腰椎の椎弓に起こります。
10歳台前半から比較的若い世代のスポーツを愛好する青少年期に多発することが重要です。
青少年の約10%に見られ、スポーツ愛好家やスポーツ選手では25%~40%にも及びます。
このことから、とくに成長期での活発な運動、とくに腰椎の捻り動作、強い背屈・前屈の繰り返しなどの強いストレスが関節突起間部に繰り返し加わったことによる一種のストレス骨折と見るのが妥当です。
したがって、分離部の組織所見は、骨折における偽関節と近似しています。
一方、種族によっても発生率が違います。
エスキモーは非常に高確率で発生しています。
また、脊椎分離症は、同じ家系から発生する例も多く、遺伝的素因も指摘されています。
分離した椎弓は安定性を失います。
そのため脊椎分離が存在する同じレベルの椎間板が変性し機能不全に陥ると、脊椎は前方にすべり出していく結果となります。
これを脊椎分離・すべり症と言って、不安定腰椎の代表疾患を形作りります。
成人の腰椎分離症は小児期に発生した分離症が無症状のまま経過し、加齢と共に腰椎症性変化(老化現象)が加わって症状が発生するものと考えられています。症状の多くは腰痛です。
しかし、中には、神経が圧迫されて根性坐骨神経痛(腰痛やお尻の痛み、足先にひびく痛み、シビレ感など)を認める症例もあります。
根性坐骨神経痛の発生メカニズムは、繰り返される機械的刺激(前後屈の動作)によって腰椎症性変化が増悪し、分離部に瘢痕が生じたり、椎間板が変性した結果発生するものと考えられます。
※様々な「治療」、「体操」、「ベルト」、「ストレッチ」、「コルセット」を試してきたが、どれも効果が出なかった。
※「脊椎分離症」の痛みに悩まされていて、日常生活に支障をきたしている。
※「脊柱管狭窄症」と診断され、休み休みでやっと歩ける。
(間欠跛行)
※「脊椎分離症」、「椎間板ヘルニア」、「すべり症」、と診断され、下半身が痺れてしまっている。
※「坐骨神経痛」と言われ、長く椅子に座ることが難しい。
※医者から手術を勧められていて、決断の時期が来ている。
※ぎっくり腰を、たびたび繰り返している。
※薬を飲んでも一時的にしか鎮痛効果がない。
※毎日マッサージをしても腰の状態が変わらない。
もしくは、「脊椎分離症」の症状がひどくなった。
※腰の痛みのせいで、夜も満足に睡眠できない。