
病気の原因
はっきりした原因はまだ分かっていませんが、自己免疫説が有力です。私達の身体は細菌やウイルスなどの外敵から守られているのですが、その主役が白血球やリンパ球などの免疫系です。ところが免疫系が自分の脳や脊髄を攻撃するようになるのです。これが自己免疫疾患です。先ほど述べた髄鞘が傷害されるので、脱髄が起こり麻痺などの神経症状が出るのです。なぜ自己免疫が起こるのかはまだ分かっていませんが、遺伝的になりやすさを決定する因子が関与していると考えられます。また先ほど環境因子とくにウイルスなどの感染困子が関与すると述べましたが、免疫担当細胞がウイルスのような病原体と戦ううちに間違えて自分の脳を攻撃するようになるのではないかと言われています。従ってウイルスが直接の原因ではないので、この病気が接触その他で人から人にうつることはありません。症状
MSの症状はどこに病変ができるかによって、千差万別です。視神経が障害されると視力が低下したり、視野が欠けたりします。視神経のみが侵されるときは球後視神経炎といって、多くの患者さんは眼科にかかります。その一部の人が後にMSとなります。球後視神経炎のときは目の奥に痛みを感じることがあります。脳幹が障害されると目を動かす神経が麻痺してものが二重に見えたり(複視)、目が揺れたり(眼振)、顔の感覚や運動が麻痺したり、ものが飲み込みにくくなったり、しゃべりにくくなったりします。小脳が障害されるとまっすぐ歩けなくなりちょうどお酒によった様な歩き方になったり、手がふるえたりします。大脳は大きいので少々の病変が起こっても症状を出さないことが多いようです。脊髄が障害されると胸や腹の帯状のしびれ、ぴりぴりした痛み、手足のしびれや運動麻痺、尿失禁、排尿障害などが起こります。脊髄障害の回復期に手や足が急にジーンとして突っ張ることがあります。これは有痛性強直性痙攣といい、てんかんとは違います。熱い風呂に入ったりして体温が上がると一過性にMSの症状が悪くなることがあります。これはウートフ徴候といいます。予後
MSの多くは再発・寛解を繰り返しながら慢性に経過します。一部のMSでは最初からあるいは初期には再発・寛解を示した後しだいに進行性の経過をとる場合があります。再発の回数は年に3~4回から数年に1回と人によって違いますが、一般に若い頃に多く、歳とともに再発回数は減ってきます。再発を繰り返しながらも良い経過を保つ患者さんが少なからずおられる反面、何度か再発した後、場合によっては最初から寝たきりとなり、予後不良の経過をとる患者さんがおられるのも事実です。発病年齢
発病年齢は10歳から50歳。神経学的検査
中枢神経障害に基づく他覚的異常。時間的経過
少なくとも24時間続く障害が、1か月以上隔てて2回以上増悪。他の疾患との関連
症状が他の疾患では説明できないもの。※様々な「治療」、「体操」、「ベルト」、「ストレッチ」、「コルセット」を試してきたが、どれも効果が出なかった。
※「多発性硬化症」の痛みに悩まされていて、日常生活に支障をきたしている。
※「脊柱管狭窄症」と診断され、休み休みでやっと歩ける。
(間欠跛行)
※「多発性硬化症」、「椎間板ヘルニア」、「すべり症」、と診断され、下半身が痺れてしまっている。
※「坐骨神経痛」と言われ、長く椅子に座ることが難しい。
※医者から手術を勧められていて、決断の時期が来ている。
※ぎっくり腰を、たびたび繰り返している。
※薬を飲んでも一時的にしか鎮痛効果がない。
※毎日マッサージをしても腰の状態が変わらない。
もしくは、「多発性硬化症」の症状がひどくなった。
※腰の痛みのせいで、夜も満足に睡眠できない。